「VSCodeでSassを使いたいんだけど、自動コンパイルしてくれる仕組み作れないかな」
今回は上記の悩みにお答えします。
この記事では、VSCodeでSassを自動コンパイル環境を作る方法を解説します。
結論から言うと「Live Sass Compiler」という拡張機能を使えば解決です。
「Live Sass Compiler」のインストールから使い方までご説明します。
VSCodeをインストール
VSCodeのインストールがまだの方は、以下の記事をどうぞ。
![【初心者向け】Visual Studio Codeの使い方【図解あり】](https://images.ctfassets.net/o1bgnefm7hbe/3Dq7OGpTNSaTa0e5YyjJ2w/81f8a8104ab39f3a7508018dd75ae133/install_vscode.png?w=260&h=146&q=50&fm=png)
上記の記事では、VSCodeのインストール方法と、おすすめの拡張機能を2つご紹介しております。
Live Sass Compilerの使い方
では、VSCodeでSassを自動コンパイルするための拡張機能である「Live Sass Compiler」を導入していきます。
Live Sass Compilerをインストール
![install_sass](https://images.ctfassets.net/o1bgnefm7hbe/3uzmjExXHmy7XZfBPbpsdm/12a1fc82191bcb4384cb78041ff4aa41/1_install_sass.png?w=760&h=484&q=50&fm=png)
まず、 画面左側の「Extensions」ボタンをクリックします。
検索欄に「live sass compiler」と入力します。
検索結果に「Live Sass Compiler」が表示されるので、インストールします。
Live Sass Compilerを使ってみる
では、実際にLive Sass Compilerを使ってみましょう。
デスクトップ上などに空のフォルダを作ります。
名前はなんでもいいです。
ここでは、「sass_lesson」と名前をつけました。
![open_drag](https://images.ctfassets.net/o1bgnefm7hbe/5fCs19KNuBy10XTZu5k9Ks/5a9a51e96f01f7e533337687b3bf822b/2_open_drag.jpg?w=760&h=428&fl=progressive&q=50&fm=jpg)
「sass_lesson」と名前をつけたフォルダをVS Codeで開きます。
ドラッグ & ドロップで簡単に開けます。
![make_file](https://images.ctfassets.net/o1bgnefm7hbe/1gdRJ9Jc2K92WciDLfuZm5/f8d1829ec348f32f0d3b0252276db15d/3_make_file.png?w=760&h=484&q=50&fm=png)
「ファイル追加」ボタンから以下の2つのファイルを作ります。
index.html
style.scss
「css」ではなく「scss」です。
![sass_index](https://images.ctfassets.net/o1bgnefm7hbe/1vJATDNhTgMmYfcm00fp8D/024e2e26a08f518c6b6d6fb636573833/4_sass_index.png?w=760&h=484&q=50&fm=png)
index.htmlに上の画像のようなコードを 書きます。
リンクさせるスタイルシートのファイル名は「style.css」にしてください。
コードを書くのが面倒な場合は以下のコードをコピペしてください。
「Ctrl + S」で保存します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Sass Test</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<div class="header">
<h2>SassTest</h2>
</div>
<div class="main">
<h1>SassTest</h1>
<p>Sassで効率的にCSSを管理する</p>
</div>
<div class="footer">
© SassTest
</div>
</body>
</html>
style.scssにもコードを書きます。
以下のコードをコピペしてください。
body, h1, h2, p {
margin: 0;
padding: 0;
}
.header {
background-color: #f79314;
padding-left: 20px;
padding-right: 20px;
color: white;
& h2 {
line-height: 100px;
font-size: 30px;
}
}
.main {
background-color: #fcfaf5;
height: calc(100vh - (100px + 50px));
text-align: center;
display: flex;
flex-direction: column;
justify-content: center;
& h1 {
font-size: 60px;
}
}
.footer {
background-color: #f79314;
line-height: 50px;
text-align: center;
color: white;
}
「&」は直近の親要素を指します。
「Ctrl + S」で保存します。
![watch_sass](https://images.ctfassets.net/o1bgnefm7hbe/3uBZSlpiKJzS3BigqeSPvW/4e0116267892836d38b9aadd70ceba7a/5_watch_sass.png?w=760&h=484&q=50&fm=png)
画面の下の方に「Watch Sass」と表示されていると思います。
scssファイルを開いていると、自動で表示されます。
「Watch Sass」をクリックします。
![auto_css](https://images.ctfassets.net/o1bgnefm7hbe/3K1mFSLmaNNxIv6zNpzPNJ/a097a6ff216ef40ac73c94d911a724b7/6_auto_css.png?w=760&h=484&q=50&fm=png)
「style.scss」から「style.css」が自動で生成されます。
index.htmlを右クリックして「Open with Live Server」をクリックします。
Webサイトっぽいものが表示されたと思います。
「Open with Live Server」は「Live Server」というVSCodeの拡張機能をインストールしていないと表示されません。
以下の記事で「Live Server」のインストールと使い方を解説しています。
![【初心者向け】Visual Studio Codeの使い方【図解あり】](https://images.ctfassets.net/o1bgnefm7hbe/3Dq7OGpTNSaTa0e5YyjJ2w/81f8a8104ab39f3a7508018dd75ae133/install_vscode.png?w=260&h=146&q=50&fm=png)
ここで、style.scssを適当に書き換えてみてください。
.headerのbackground-colorをblueとかにしてみてください。
そしてまた「Ctrl + S」で保存します。
すると自動でstyle.cssも自動で書き換わります。
「Live Server」で開いたサイトも自動で反映していると思います。
![watching_sass](https://images.ctfassets.net/o1bgnefm7hbe/6SIzjRlCxod7lF8mKQLY4p/04f1c59f6f966c1883159a96cc8e69ca/7_watching_sass.png?w=760&h=484&q=50&fm=png)
「Live Sass Compiler」を解除する場合は、VS Codeのウインドウの下側の「Watching...」と表示されているところをクリックします。
解除すると、style.scssを編集して保存してもstyle.cssは自動で書き換わりません。
style.scssを編集して保存した後、「Live Sass Compiler」を起動しても問題ありません。
起動したタイミングでstyle.cssが書き換わります。
パソコンをシャットダウンしたり、スリープする時は「Live Sass Compiler」を解除してください。
まとめ
最後に記事の内容をまとめます。
今回、VSCodeにSassの自動コンパイル環境を作るために行った手順は以下です。
Live Sass Compilerをインストールする
「〜.scss」というファイルを作って保存する
画面下の「Watch Sass」をクリックする
自動でcssファイルが作成される
画面下の「Watching...」をクリックすると自動コンパイルが解除される
というわけで、記事は以上です。